このあいだ金木犀が咲いたと思ったらもう広葉樹が落葉していてすっかり秋だなあなんて思っていたのですが、あっという間にそれを通り越してすでに晩秋の感があります。この秋に私が何をしているかというと、勉強しています。目標は来年7月の一級建築士・学科の試験です。
思い返せば、私が一級建築士を受けようと思い立ったのが去年(2019・R1年)の12月半ばでした。というのも、その年の二級建築士の製図の試験に落ちたためです。落ちて分かったのは、「非建築学科出身&サブコン図面描きの私にとって木造の製図試験は厳しい」ということでした。あともう一年独学すれば何とか引っ掛かりそうな気もするけれども、しかし来年(2020・R2)の二級建築士の製図課題も木造なので、普段木造に縁がない私にはアウェイ確定。さてどうしようかと考えました。
当時の私の手元にあった選択肢はこんなかんじ↓
- 2020年も二級建築士の製図を受ける、独学で
- 2020年も二級建築士の製図を受ける、学校に通って
- 2020年は木造なので見送って、2021年のRC造のときに受ける、独学で
- 2020年は木造なので見送って、2021年のRC造のときに受ける、学校に通って
- もう諦めて何もしない
まあ5はありえないとして、木造の図面を書くのは不得手なので1と2も消えました。となると残るのは3か4。つまり、二級建築士製図は2021年に再挑戦するということです。すると2020年にする事がなくなるので、「それじゃあいずれ受けるんだから一級建築士でも受けてみようかなあ」とすごく気軽に思い立ったわけです。
それからなんやかんやで独学して、学科の試験を受けて、落ちたのが今年(2020・R2年)の7月のことでした。1月から7月まで250時間勉強したけれど、合格基準88点の試験で74点しか取れなかったので、これはもう言い逃れのできない勉強不足。私の地頭は一級建築士を付け焼き刃の丸暗記で突破できるほどのスペックではなかったということで、納得の結果です。
で、7月に落ちてから7・8月と遊びほうけて、9月から勉強を再開して、現在に至っています。ここまで9・10月と2ヶ月ちょい勉強してきて感じるのは、一級建築士を受けるというのはこれはもう生活なんだな、ということです。
私は独学の教材として総合資格学院の独学支援プランを使ったのですが、このプランは独学で落ちると問答無用で翌年の通学コースに編入させられるので、この9月から総合資格に通っています。去年の冬のボーナスのうちヨーロッパ旅行に3回行けるくらいの円を前払いしてしまった手前、もう後には引けないのです。
で、総合資格のひとから週に授業以外で25時間勉強せよとのお達しをいただいておりまして、いかにして時間を捻出するかに悶絶しています。仕事して家事をした上で25時間。しかも来年7月まであと9ヶ月は続くのですから、短期集中で無理をするわけにもいかず、これは生活を根本から組み替えていかないと体がもたなさそうだということはわかっているんですが、ではどこをどうしたらいいのやらというところでもがいている次第です。みんないったいいつ勉強してどんな生活をしているのか。みんな家政婦持ちなのか。うーん。
とりあえず確実に言えることは、私の場合、無理をすると神経を壊して即入院になる、ということです(今年の春先のように)。ですから、私の今回の目標は「仕事と体調に支障をきたさずに学科の試験に合格する」というところにおこうと思います。とにかく40代で初老なので無理がきかないから無理はしないでやれるだけやってみるつもりです。