2.必要書類についての雑感
2ー1.作成/入手難易度高め
(1)一級建築士免許申請書
(2)一級建築士住所等の届出書
この二つは日本建築士連合会のWebサイトからダウンロードしたエクセル書式を使って書類を作ります。この書式がエクセルを駆使して作られており、ほんとよくできているとは思うけど、仕組みを把握するまではわりと戸惑いました。あとこれ、勤務先が建築士事務所の場合かどうかで書き方が変わるんですが、私の場合本社は建築士事務所だけど私の所属部署がそこに含まれるのかがよく分からなくて、その辺りの書き方で初っ端からだいぶ戸惑いました(結果的には含まれたので、私は建築士事務所に所属する建築士となりました)(のでR6年度中に定期講習を受けねばならない)。
(3)実務経歴書
(4)実務経歴証明書
これも同様に日本建築士連合会のWebサイトからダウンロードしたエクセル書式を使って作ります。このエクセルもガチガチで使いにくいことこの上ない。こうせざるを得ないのは理解できるけれども、これを強いられるのはなんだかなーという感じ。
何がそんなに使いにくいのかというと、イレギュラーなことに対応するように設計されていないからです。スタンダードに一社の経歴で申請する人なら問題ないだろうけど、私は会社が倒産していたためその旨を欄外に書くというイレギュラーなことをする必要があったので、それができなくてだいぶ戸惑いました(そして最終的にその会社の書類は必要なかったのでこの戸惑いがぜんぶ無駄だった 呪)。
結論、イレギュラーなことをしたい人はがちがち書式には適当にダミー文字を入れて「Excel出力」してしまってから、出力されたExcelの方を編集するといい という知見を得ました。
(5)登録免許税納付書の領収証書(60,000円)
これはまず国税の納付書を手に入れるのが大変でした。http://www.kenchikushikai.or.jp/touroku/faq/ryoshusho60000.html に詳しく書いてありますが、必要項目が印字された納付書は建築士会の窓口で配布されているらしいです。が、私の生活圏内からは建築士会よりも税務署の方が近いので、税務署に行って作ってもらいました。
税務署は今回初めて足を踏み入れたのですが、総合受付の隣に書式発行専用窓口みたいなところがあって、そこの担当の方に前述のWebサイトのプリントアウトを見せたら通じました。そして書き損じ用に3枚も出してくれた。優しい。
行ったことがない役所ってハードルが高いんですが、おそらくこういうことを乗り越えないと国家資格者たる一級建築士にはなり得ないということでしょう。そういえば4年前の建築設備士のときは「登記されていないことの証明書」を貰うために法務局に行ったのが思い出されます。あれも謎の役所だった。
納付書さえ手に入れば、あとは近所の郵便局で納税するだけなのでそんなに大変ではないです。
2ー2.作成/入手難易度低め
(6)申請手数料の払込受付証明書(28,400円)
http://www.kenchikushikai.or.jp/touroku/faq/ryoshusho.html に詳しく書いてありますが、必要項目が印字された3連式の払込取扱票は建築士会の窓口で配布されているらしいです。が、私の活動範囲からは建築士会は遠いので、郵便局で普通の2連式のをもらってきました。そして郵便局で普通に払い込みました。
(7)本籍の記載のある住民票の写し(原本)
マイナンバーカードでコンビニ入手できるので楽ちん。
(8)証明写真2枚、オンライン申請の場合はJPEGファイル
これもオンライン申請なのでファイルを用意するだけ。詳しくはこの日記に書きました。
(9)合格通知書(製図の合格通知書)のコピー
(10)本人確認ができる公的な身分証明書のコピー
このへんはスキャンするだけなのでなにも難しくない。
余談ですが申請時に合格通知の原本が取られると思っていたので、スキャンデータだけで済んでちょっと嬉しいです。手元に同年の一級二級建築士の合格通知が揃ってるって珍しい気がするので、手放すのが惜しかったんですよね。これ、見比べるとちょっとだけ違ってて興味深いです。
(11)チェックシート
これは入手難易度は全然高くないですけど(普通にダウンロードできるので)、前のページで1/12の日記にも書いた通り
【人材派遣会社に所属し、派遣先の建築士事務所における実務を申請する方】実務経歴証明書は、派遣元ではなく派遣先である(実務を行った建築士事務所が発行したものが必要です)。
http://www.kenchikushikai.or.jp/touroku/documents/20221212_実務経歴証明書チェックシート(建築士事務所).pdf より引用
という文言がこれにしか書いていないのに提出直前まで気づかなくて、最後の最後にこの事実を知ってから心中で考えうる罵詈雑言を並べ立てさせられたという戦犯書類です。忌々しい。