【消防設備士甲種3類】2度目の受験で合格しました!ので所感をまとめておきます、その1:得点とスケジュール関係

消防設備士甲3、フライング発表に若干踊らされましたけれども、合格通知が来たのでちゃんと受かってました!そして結果公示日がしれっと8月8日になってやがるぜ。発表予定日は予定でしかなかったということですね。

合格通知

結局、今回の3類は46人受けて通ったのは4人、合格率8.6%だったみたいです。前回の3%よりはマシになったけど、そこそこ狭い門だった。とりあえず終わったのでいつものように試験についてメモしてみたんですけど、なんか無駄に長くなったので今回は記事を二つに分けます。これは一つ目。

目次
1.受験時の知識レベル
2.受験の動機
3.得点の分析
4.全体的なスケジュールと費用

 ───以下、別記事───
 5.本試験当日のこと
 6.使った参考書
 7.勉強方法
 8.3類の暗記ポイント

1.受験時の知識レベル

受験時(2023年7月)には以下の資格を所持していました。消防設備士は1→2類の順に受けてきて今回が3つ目です。

  • 消防設備士甲種1類[2017年合格、以下括弧内同じ] 
  • 消防設備士甲種2類[2019]
  • 空調衛生工学会設備士(空調、衛生)[2017]
  • 建築設備士[2018]
  • 一級建築士[2021]
  • 二級建築士[2021]

2.受験の動機

まず前提として、消防設備士は自動車の運転免許と同じく更新講習を受けないといけません。根拠法令はこれです。

(講習)
第三十三条の十七 消防設備士は、免状の交付を受けた日以後における最初の四月一日から二年以内に法第十七条の十に規定する講習を受けなければならない。
 前項の消防設備士は、同項の講習を受けた日以後における最初の四月一日から五年以内に法第十七条の十に規定する講習を受けなければならない。当該講習を受けた日以降においても同様とする。
(略)

消防法施行規則第33条の17、https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=336M50000008006 より引用

というわけで甲種1類と2類を持っている私も更新講習を受ける義務がありまして、前回は2019年10月に受講しました。すると次は2020年4月1日から5年以内つまり2025年3月31日までに受けねばならないんですけど、実はこの講習が1〜3類まで共通なんです。つまり追加で3類を取ってもまとめて同じ講習を1回受ければよくて、取っても取らなくても講習の手間は変わりません。魅力的ですね。加えて3類のガス消火はたまに仕事で描くわりに謎なので理屈を知っておくのもいいかなーと思って、「(3類の新規)免状の交付を受けた日以後における最初の四月一日から二年以内」の期間が「(1・2類の更新)講習を受けた日以後における最初の四月一日から五年以内」と被るタイミング、つまり2022年4月1日〜2025年3月31日の間に3類を受けようと思った というのが今回の受験の動機です。

3.得点の分析

私は今回も甲種3類を甲1の受験資格で科目免除して受けたのですが、この場合の科目と問題数は以下の通りです(科目免除についての考察は2類の記事に書きました)。

  • 筆記(マークシート4択)→45問
    • 消防関係法令→15問
      • 共通8問 ※免除
      • 類別7問
    • 基礎的知識→10問
      • 機械6問 ※免除
      • 電気4問 ※免除
      • 構造・機能及び工事・整備→20問
        • 機械10問
        • 電気6問
        • 規格4問
  • 実技(という名の筆記試験、普通のペーパーテスト)→7問
    • 鑑別等:5問
    • 製図:2問

そして私の今回の得点がこちら。

  • 法令 →7問中、5問正解・2問間違いで71%
  • 構造・機能 →20問中、13問正解・7問間違いで65%
  • 筆記全体 →27問中、18問正解・9問間違いで66%
  • 実技 →7問中4.5問正解・2.5問間違い??※1で65%

表にするとこう。

法令構造・機能筆記全体実技
合格基準40%40%60%60%
前回2月71%60%63%57%
今回7月★71%65%66%65%
私の得点と合格基準点の比較

改めてなんかこう、筆記も実技も基準点すれすれでパッとしないですけど、そんなん気にしてる余裕ないというか受かったもん勝ちやでこんなん。というのが正直な感想です。2回連続で受けたにもかかわらずこの微増って、難しすぎるわ3類。なんか覚える項目が広く浅くすぎて工学会設備士と同じタイプのいやらしさを感じました。そのわりに暗記項目に英数字が多すぎる(=覚えにくい)し、不活性ガスとハロゲン化物が似すぎてる(=覚えにくい)しで、全体として私にはとっても御しづらかった。泡(2類)とは全然違かった。CO2消火の機械式駐車場とかで致死事故が多発してるからあえて難しくしているのであろうか。


※1補足
実技の鑑別の配点については5ちゃんねるにリーク情報があって、それによると50点満点らしいです。

0124名無し検定1級さん

2023/05/07(日) 10:41:05.61
>>121 
明後日は色々なところで試験あるようだが、どこかは下の問題がまんま出る可能性が極めて高いので要チェック 

0160 【修正版】模範解答&配点 2022/05/23(月) 22:04:30.27 
鑑別(50点) 
問1(14点) 
・ガス圧式、選択弁(2点×2) 
・防護区画が2以上存する場合において貯蔵容器を共用する目的(4点) 
・起動用ガス容器(3点) 
・貯蔵容器(3点) 
問2(8点) 
調整ねじ、ダイヤフラム、低圧室、高圧室(各2点) 
問3(8点) 
・消火剤と放出用ガスの分離を防ぐため。 
・ヘッドからの放射圧を均一にするため。 
など(順不同・各4点) 
問4(8点) 
ローラー付吊バンド、タンバックル付吊バンド、パイプ用サドル、固定インサート(各2点) 
問5(12点) 
・残圧を放出する(残留ガスを排出する)。 
・残留消火剤を処理する。 
・消火剤を補充する。 
・噴射ヘッドや配管等に損傷があった場合、交換する。 
など(順不同・各3点)  

この辺か?

【ガス系】消防設備士 第3類 4防護区画目https://kizuna.5ch.net/test/read.cgi/lic/1677987329/?v=pc より引用

これ、個人的には妥当だと思います。そうだとすると実技は鑑別50点+製図20点=70点満点?なんじゃないかなあ。そのうち私は45点取れたから65%なんじゃないかなあ。知らんけど。消防設備士は問題用紙持ち帰りNGだし過去問も非公開だしでブラックボックスが過ぎるので、想像するしかないんですけどね。都道府県によっても難易度が違うかもしれないし、すべてがわからない。2回連続で受けたらなんか分かるかと思ったけど、結局何の傾向も掴めなかった。他の受験生との相対評価でないことだけが唯一の良心ですよね。

投稿者:

たかは志

建築設備士の一級建築士で、サブコンのCADの人です。趣味は資格試験(2017〜)と筋トレ(2023〜)、好きなダクトは給気ダクト。 /ストレングスファインダーのトップ5は学習欲 | 内省 | 規律性 | 最上志向 | 原点思考です。 /一級建築士の戦績はR2学科独学74点不合格→2020秋から総合資格に通学→R3学科97点でそのまま製図ストレート合格しました。 /当ブログ内のAmazonと楽天へのリンクはアフィリエイト広告です。ここから購入していただくと私に数円~数十円の広告報酬が発生しますが、この収益はサーバー代の一部に充当させていただいております。私はそれよりもはるかに高額なサーバー代を払っているのでブログ運営は赤字です。ご安心ください。