6.合格基準点は何点なのか?
はい、この試験のブラックボックスの2つ目がこの合格基準点問題です。何点取れば受かるのかが全くわからない。これに関しては想像するしかないので、このセクションの内容は完全に私の想像です。試験元に確認したわけではないので、都市伝説程度のテンションでお読みください。
で、何点取れば合格なのかを考えるにあたって、参考にできる資料は2つあります。一つ目は試験元から送られてきた「合否判定通知書」です。

これには100点満点に換算した私の得点が書いてありました。それによると私の得点は
- 学科得点74点
- 実技得点88点
とありました。この「100点満点に換算した」ってのがよく分かりませんが、試験元的にはこの試験は100点満点ではないらしいです。そして自己認識通りに私は学科よりも実技の方が点が取れていたようです。
さて、肝心なのはこの点数が全体のどのくらいなのか、そして何点取れば合格なのかというところですが、これは試験元のサイトにある「試験の分析データ」から推察することができます。これが参考資料の二つ目です。私が受けた2026年冬の試験については、「2026年冬 2級[DR]試験の分析データ」のページに記載があります。それではここをみながら考えていきましょう。
このページにはなんかいろいろ受験者の属性とかが書いてありますけどそれはスルーして、まず注目したいのは「男女別受験者数、合格者数」というセクションです。

この合格者を男女で分けるのもこの令和の世においてはなんの意味があるのかよく分かりませんしジェンダー的な何かに引っかかるんじゃねえのと個人的には思わないでもないですが(でもよく考えたら他の試験でも男女比は公開されている気がするな)(工業系資格は圧倒的に男性が多いからああいうのは意味がある気がする)(TCDRは文化的肉体労働だから業務面における男女差はなさそう)、ここに回答数(=受験者数)と合格率があるので、ここから合格人数が推測できます。これによると今回のDRは37名受験して8名が合格したようです。
じゃあ具体的に何点取れば受かるのかということで、同じページにある「学科得点率の分布」という棒グラフを見てみましょう。

このグラフがなんかもう私には超絶読みにくくてテクニカルライティングを公式に推奨する団体の成果物としてこれを公開するのはいかがなもんかという思いを禁じ得ないのですが、具体的には下の「得点」の目盛りの書き方が気に入りません。25と75と書いてある数字の刻み方が普通にわかりにくいし(50刻みなら0と50でいいじゃん)、数字が縦線の中間に書いてあるのでどの縦線がどの数字なのかがぱっと見でわからないからです。なんでこんなに分かりにくく作ってあるのか。あえて煙に巻きたいのかしらと穿った見方をしてしまいます。私なら職場でこれがアウトプットされてきたら朱書きして差し戻しします。ので、自分なりに分かりやすく改造したのがこちら。

どうですか。これでぱっと見でこれが500点満点にした得点で縦棒は25点刻みだと分かるのではないでしょうか。おそらく学科の配点は50問が各10点ずつで500点満点なんでしょうね。各2点で100点満点にしたらいい気もしますが、なんで500点満点なんだろう。これも煙に巻くためわざと分かりにくくしてんのか?謎です。
まあとにかくこのグラフを見ると、全体的に得点圏は200点から400点に集中しているのが分かります。400点越えの優秀な方も2名いる。すごい。で、ここに私の得点をプロットしてみます。

合否判定通知書によると私の得点は100点満点に換算して74点なので、500点満点相当にするには×5して370点であろうから図中の黄色い円のところですね。どうやら上から10番以内には入っていたであろうことが分かります。
同じように実技をプロットしたものがこちら。

実技は4問で500点満点なので配点は1問当たり125点前後だろうと思われます。学科に比べると得点圏の山が右寄りなので、やはり他の皆さんも学科より実技の方が解きやすかったみたいですね。475点オーバーの方が1名いらっしゃいます。凄い。私は440点なので上から8番以内に入ってました。
そして合計得点率がこちら。

合格者は8名なので、だいたい725点以上の方が合格していることが分かります。私は合計810点なので、上位2名に入っていたみたいです。学科も実技も単独では私以上の高得点の方がいましたが、どうやら傾斜配点とかはなく両方の単純な合計値で上から合格者が選ばれているようです。こうしてみるとみんな明らかに学科より実技が点取れてるので、学科でいかに点を稼ぐかが差をつけて勝ち抜くポイントになりそうですね。
まとめると、学科と実技で合計725点以上=7割以上というのが合格基準点の一つの目安になりそうです。この辺は過去の合格率を調べるともうちょいいろいろ分析できそうな気はしますが、ご参考まで。
繰り返しますが、このセクションの内容は完全に私の想像です。試験元に確認したわけではないので、都市伝説程度のテンションでご認識ください。
7.結果発表はいつなのか?
はい、受験生が最後に気になるのはこれですね。結果はいつ発表されるのか問題。試験元から公開される情報には「3月下旬」としか書いてありませんでした。下旬ってずいぶんレンジ広いじゃんと思って過去の発表日を調べてみたところ、
- 2023年3月31日(金)発送
- 2024年3月29日(金)発送
- 2025年3月28日(金)発送
だったので、2026年は3月27日(金)発表かな?と想定していたところ、当たりでした。試験元の「試験結果」のページに張り付いていたところ、数日前から「メンテナンス中のため、こちらのページはご利用いただけません。」の表示。当日朝6時にも昼13時にもメンテ中のままでしたが、仕事に疲れ果てた16時半に見たら、結果がアップされていました。そして私の番号を無事に見つけて安堵した次第です。おめでとう私。
整理すると、2026年度は
- webサイトでの発表→3月27日(金)午後
- 合否判定通知書の発送→3月30日(月)
- 合否判定通知書の到着→4月1日(水)
という日程でした。
以上、2026年の2月に「テクニカルコミュニケーション技術検定2級使用情報制作ディレクション試験[DR]」を受けて受かった記録でした。人口が1億2千万人もいる日本国に於いて年間に37名しか受験しないようなマイナーな試験ではありますが、世の中に知識を持ったテクニカルライターが増えて世の中に溢れる雑多な情報を少しでも構造化された理解しやすいものにしていってくれると私が生きやすくなってありがたい(なぜなら私は雑な情報が本当に苦手だから)ので、この記事が今後このマイナー試験に挑まんとされる希少な猛者の方にとって幾ばくかのご参考になれば幸いです。私も本業じゃないけどせっかくTCのディレクションを学んだので、手が届く範囲の情報構造化を通して世の中に微力ながら貢献したい所存です。ご清聴ありがとうございました。