一級建築士R3年製図本試験の雑感

2021年10月10日日曜日、受けてきました。やり切った感はあるし、これまでで一番時間管理がうまくいった。時間内に図面も記述も書き終えて、最後5分だけチェック時間も取れた。復元図面描いてみたけど致命的なミスもしていない気がする。のでなんとか土俵には乗れたのではないか。

と、試験直後には思っていたのですが、一晩寝て起きたら異種用途区画の丸特が二つ足りなかったことに気付きました!やらかした!!あああああ!!!最終チェックで見たのに気づかなかった!!!!自らを呪うしかないやつ!!!!!

二級も丸防忘れたし、一級も丸特忘れたし、どっちも防火区画で落ちるのか私。つらい。法不適合はやばい。異種用途区画は今年初だし、失格でなく減点にしてくれないかなあ。無理かなあ。あああ

懸念していた問題の難易度は拍子抜けするほど簡単で、あのR3計画とR3二級建築士製図の問題を作ったのと同じ試験元だとは思えない感じでした。めぼしいびっくり箱もなかったし、なんかあまりにも普通な直球課題だったのでするっと解けたんだけど、たぶん周りも皆んなそうだろうから、今年の法令違反は無慈悲に切られそうだ。あああやっちまった。

以下、わかってる範囲のやらかしをメモ。

やばいやつ
  • ピロ駐からエントランスホールへの異種用途区画の丸特をドアにしか書いてない。両脇のガラス2箇所に書き忘れ。やばい。やばい。やばい。駐車場120㎡+駐輪場36㎡だから駐車場だけだったら150㎡以下なのでワンチャンある…?しかし駐輪場を足すと156㎡でアウト。ううう。わかんねえ。
  • でも駐車場と駐輪場を別扱いするならそれはそれで防火防煙シャッターとかで区画しないといかんだろうからやっぱりだめかー。あああ。大人しく青空駐車にしとけばよかったー。つうかオシャレにガラスで仕切らないでRC壁にしとけばよかったー。もうガラスのオシャレ壁なんて絶対に描かねえ。
  • えっこれ来年も受けるの私。嘘でしょ。絶望しかない。
減点っぽいやつ
  • 住戸B(1LDK)の居室に窓を書き忘れたかもしれない。最初2LDKにしててあわててリビング側の間仕切りを消した記憶はあるので居室は北側にあるはずなんだが窓描いたかどうか覚えてない。光庭側だから多分書いたと思うけど確信がもてない。あと住戸Bに在宅勤務スペースを書いたかも覚えていない。
  • ピロ駐側風除室からの避難通路書いてない(屋内階段しかないから不要だと思うんだけどどうだっけ)。そもそも経路1500幅取れてない気がする。
  • 駐輪場から風除室まで幅1mしかないところがある。
  • 学習塾の全体面積に駐輪場(2)の面積も入れてしまった。ギリ−10%入ってるか微妙。つうか学習塾の全体面積を計算間違えた気がする。学校で復元したら400㎡ぴったりだったんだけど、もうちょいキリの悪い数字だった気がする。432㎡とか。
  • 2階に重複2箇所書いた(最初住戸C6に書いてから共用室の方がもっと長いのに気づいて書き足して、消す暇がなくて二つ残した)(しかも住戸C6よりC4の方が重複長いのにさっき気づいた=C6のは完全に蛇足)
  • 断面図、地盤改良を斜めに描いた。たぶん施工の人に怒られるやつ。
  • 断面図の道路車線に計算式書きそびれた。(算定結果は書いた。合ってるはず)
  • 断面図の道路斜線、西側2階から上をセットバックしたので1階部分の斜線しか書いてこなかった。5階部分も書けばよかった。
  • 記述に採光計算の式を書きそびれた。室面積と窓面積しか書いてない。D/H×6-1.4て書けばよかった。
  • 記述、耐震ルートについては書いたけど、耐震性を確保するための架構計画について書いてない。
  • 2階の廊下が幅4mもある(レンタブル比的に)
  • 3階の廊下が幅3mもある(レンタブル比的に)
  • 屋上庭園西側にしたけど大丈夫か(多数派的に)
  • 学習塾北側にしたけど大丈夫か(多数派的に)(子供は南?)
  • 住戸のエントランスを東のみにしたけど大丈夫か(西からの歩行者アプローチがない)(駐車場の道なき道を通れば行けないこともない)(歩車分離とは)
  • 上部バルコニーぜんぶ書き忘れ。
  • 駐輪場(1)が25台要求なのに26台分ある。
  • 在宅勤務スペースに採光がない(スペースだから非居室だと判断したんですが、TACは住宅の居室扱いだと言っている)(住戸の居室には法的採光!)
  • 一方、学習塾の教室と事務室には頑張って自然採光つけたのに法的採光不要だった(塾は学校等ではなく単なる事務所だから)(事務室にはトップライト採光までつけたのに)(でも法的採光必要だったらそもそもヘリアキ足りてないからまあよかった)(トップライト書くくらいなら異種用途区画の丸特書きたかった!)

くどくどと書きましたが、とにかく終わってしまったものは仕方がないです。覆水は盆に返らないのです。私の実力が至らなかったということです。あとは週末の採点会と12月の発表まで座して待ちます。デッドオアダイ。あああ


これを書いているのが翌月曜日(有休)で、去年の8月ぶりに何もしなくてよい休日だったので何もしないぞと思っていたら本当に何もしないまま終わった。正確には仕事と勉強以外のことを全部捨てて一年2ヶ月過ごしてきたので、いざ自由時間を与えられても何をしていいのか分からない。何もする気がしない。しばらくは異種用途区画ショックを引きずりつつ燃え尽きます。